
(スリランカ・コロンボ空港)
旅の話をしていると、「これまで一番良かった国はどこか?」って話題に花が咲くことも多いですが、
これは本当に難しい質問だなあと思います;;
多分、即答で日本以外の国を答えられる人は、既にその国にばかり行っているか、移住しちゃっているか、仕事で関わりを持ってしまっていると思うのですよね。
kanayの場合、それぞれの旅先には期待しているものが違うので、比べようがないのです。
「自分がこれまで見たことのないものを観たい」
「遭ったことのない人と会いたい」
旅先では無く「旅」そのものが好きなのだと思います。
「パリ症候群」という言葉をご存じでしょうか?
詳しくはWikiをご覧下さいね~。
パリ症候群
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AA%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4
Wikiでは、この認識のギャップはマスメディアに責任があるということになっているようですが、kanayは旅行者もこういうことになってしまう確率が高いと思いました。
観光客として訪れる国と、仕事あるいは人生をかけて訪れる国は同じ場所に合っても「別の国」だからです。
仕事でも海外を訪れていると、このことを強く感じてしまいます……。

(スペイン・サグラダ・ファミリア)
プライベートな旅行の際は、kanayはほとんどイライラしたり、怒ったりということがありません。
その国が世界に誇る絶景や歴史に触れまくっているので、「楽しい」「素晴らしい」と感じることに忙しいのでしょう。
でも仕事で海外の人たちと付き合うとイライラすることも多いです!(よね?)
自分の国と同じペースで進められないからというのもありますが、一番思うのは
「海外にも日本と同じようにイヤな人、やる気のない人がいる」
ここですね~。
恐らくその国で仕事して「生きていく」となると、イヤ~なことは日本と同じくらいあるんだろうな!というのが透けて分かってしまうのです。
さらに行く国によっては「人種差別」という事実も追加されますしね……。

(ベトナム・バックハー)
よく「日本はイヤだ、海外の自由な雰囲気の中で生きていきたい!」って話も聞きますが、
海外は楽園ではありません。
ただ日本とは別の環境があるだけで、そこに暮らしているのは同じ人間です。
日本を飛び出した日本人全てが救われるわけじゃないです。
冷静に考えたら当たり前のことなのですが、
kanay自身も仕事で海外に関わるまでは、イヤなことがあると「日本って狭苦しい国だなあ」って思っていましたね;;
その頃は海外旅行もどこか現実逃避みたいに捉えていた気がします。

(モルディブ)
今は……
「これまで一番良かった国はどこですか?」と聞かれたら
「日本の良さが分かるようになりました!」と答えるかなあw
と言っても、kanayは東京に暮らしているので、とても日本全国の良さ・悪さを知っているわけでもないのですが……
・24時間提供されるサービス
・通じる言葉
・時間に正確な交通機関
・食のレパートリーの多さ
・落とした財布が戻ってくる治安
これが自分にとってどれだけありがたいものなのか、今は帰国するたびにしみじみ噛みしめるようになりましたw
年取ったってことかな~??
追記。
このブログには、仕事=出張時のことはほとんど書いていません。
というか、書けないのです;;
出張の場合はだいたい出迎えがあり、決められたホテルに直行して、翌日からは取引先での仕事と、彼らが予約したレストランに出向くだけになってしまうので、そもそも風景すらゆっくり眺めるヒマもないです。
写真なんてもってのほか……。
だから入国スタンプはパスポートに押して貰えますが、
旅行記に書いているような、観光のコツなんかは全然分からないまま帰国してしまいます……。
たまに出張先でのことをまとめた旅日記に出会ったりしますが、「すごいな!」と思います。